今回はまとめとして、ベトナムの病院・医療機関の現状と今後の展望をご紹介します
-医療インフラと人材の拡充
政府は2030年までに成人人口に対する病床数の増強を進め、民間病院の比率を2025年は10%前後ですが、2050年までに25%まで引き上げる計画です。
また、地方病院の設備改善やサテライト病院の整備により、地域格差の是正と均質な医療提供を目指しています。
– 技術革新とDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速
国家主導で医療DXプログラムが展開され、電子カルテの全国導入(EHR)、遠隔医療、AI診断支援、モバイルヘルス(mHealth)等が推進中です。
これにより、医療の効率化・質の向上・アクセスの改善が期待されます。
– ヘルステック市場や民間セクターの成長
スタートアップを中心としたヘルステック市場が急拡大しており、医薬品流通の効率化や遺伝子検査、AI診断等のサービスが活性化しています。
また、民間病院や国際的医療機関との連携により、高度医療提供や医療観光の受け皿形成が進む見通しです。
-医療人材育成と待遇改善
医師・看護師などの専門人材の不足が続いていますが、待遇改善・教育体制の強化・地方への配置推進などにより、医療スタッフの定着と質向上が図られつつあります。
特に予防・初期医療を担う一次医療機関の機能強化も不可欠です。
-健康保険と自己負担率
健康保険加入率:2024年時点で約93.4%(アジア最高水準)
自己負担割合:現状40〜45% → 2030年までに20%未満へ、コペイ(copay)は10%未満へ削減予定
🩺 2026年からの健康診断無料化(年1回)
- 政策概要:2026年から、全国民に年1回の定期健康診断を無料提供
- 検査内容:血液検査・胸部X線・超音波など
- 予算規模:1人あたり約25万VND(約10USD)→ 年間25兆VND(約9〜10億USD)
- 体制整備:毎年1,000人以上の医師を地方へ派遣/電子健康記録(生涯データ)を全員に整備
🌍 長期展望:2030年以降〜2045年
- 2031〜2035年:健康保険法改正により、段階的に医療無償化を導入
- 2045年目標:
- 平均寿命80歳以上、健康寿命・身長等の健康指標を先進国並みに
- 健康保険カードを持つ国民が追加負担なしで医療を受けられる体制を実現
まとめ
ベトナムの医療は、インフラ整備+技術革新+市場拡大+人材育成の四本柱で改革が進行中です。
2026年の健康診断無料化を皮切りに、2030年以降の医療無償化への道筋が明確化しています。
今後も都市部・地方を問わず、質の高い医療へのアクセスが強化され、社会保障国家としての基盤がさらに整う見通しです。
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